シンデレラ7th幕張 感想という名のアレコレ

 シンデレラ7thツアー幕張公演から既に一週間経過してました。りかちまるとひーちゃん、のじょとるるのデレラジ聞いて二重の意味で時間の流れを実感しました。新人二人の清さを愛らしさは、いつまで守られるのか謎です。

 ということで、摩耗しかけた記憶を掘り出して感想をメモしておきたいと思います。

 

 キャスト挨拶でのまこさんの立ち位置が目の前だったのが余りに印象深くて……「これが最前列」(通路側だったけど)という感動で初っ端から押し流されました。現地参加の魅力を最大限に味わえた感じです。

 おかげで2日通して【気持ちいいよね、一等賞!】が一番テンション上がったかもしれません。【Dear My Dreamers】の熱さと真剣さも好きだし盛り上がるんですけど、Comicalpopsのテーマ的に、気持ちいい・楽しいに全振りしてる一曲目がお似合いでした。開始前の茶番(笑)で「あと一球コール!」楽しいですし(笑)。いつか打ち取られて違う曲が始まるパターンもあったらなぁ……

 

 【O-Ku-Ri-Mo-NoSunday!】を見事に歌い切り、全体曲等で愛らしい仲を魅せつけた『miroir』のお二人が素敵でした。最後のキャスト挨拶でりかちまるに目を向けるひーちゃんと「一緒に言う?」って伝えるりかちまる……公演後のツイッターやデレラジでも初々しい距離感と仲の良い感じが伝わってきて、一門が忘れたものが見れた気がします。のじょとるるの雑な感じも積み重ねと密度を感じて大好きですけども。あとジャイアントスイングで仲良くなれるのは貴女方だけだと思います(笑)。参戦タイミングや周年楽曲でアレコレありましたが、『miroir』絡みの応援イラストや感想が暫く大量に流れてくるのを見て、シンデレラガールズに心を囚われてる身としては、本当に良かったなぁと思いました。これからも凪と颯を通じてお二人には、楽しんで頂ければいいなと勝手に思っています。

 

 【to you for me】は流石のみーな姫でした。圧巻。鳥肌。

 後半での涙が印象に残っています。最初なんでだろう?と思ったのですが、ありすとして初めて立った3rdライブ幕張の地、【in fact】へのアンサーと語る2曲目の初披露、結婚という人生の契機を迎えてからの初シンデレラのライブ……と流れてくる感想を通して見ると成程と納得しました。どちらの曲も初お披露目が現地で味わえなかったら……こうも心に刺さることはなかったかも知れません。

 

 個人的に2日間通してのMVPは【谷の底で咲く花は】でしょうか。アイドル達が歌い、P各々が彼女たちの担当を名乗ることがある以上、感情移入や積み重ねがある分だけ担当アイドルの姿に感情をより揺さぶられるものです。実際、はやみんや芝崎さんが歌う姿を見るとサイリウム振る気力にまで感情が追いつきませんし。

 ほたるはといえば、そこまで無我夢中になっている子ではありませんでした。【谷の底で咲く花は】に関してもほたるっぽい良い曲だな、ぐらいでした。いざ現地で生で聞いてみると何でしょうね、アレは。予想外の衝撃度でならば3rdの【in fact】に匹敵する凄まじい揺さぶられ方をしました。トロちゃんのか細く震える姿、ほたるの悲観と憧憬そのままの歌詞、座り込む姿、涙ぐむ声、本当にどこまでが演出でどこまでが素だったのか……その全てを歌いきった強さと美しさは『身を灼くほどの憧れ』そのものだったと思います。歌い終えた姿を拍手で迎える以外にありませんでした。そして2日通してらなちゃと披露した【君のそばへずっと】へも影響は波及して、1日目とは違った景色を魅せてくれました。しっかりしながらも涙ぐんだようならなちゃの声が素敵でした。やっぱりライブ披露曲は生物ですね。

 おかげで一週間通勤のお供が、【谷の底で咲く花は】に(笑)。7th現地の感動とドラマパートを重ねると込みあげてくるものがあるんですよね。一粒で2度おいしい的な感じです(例えが微妙)。

 きっとこれから経験を経て、白菊ほたるも【谷の底で咲く花は】も進化して、その度に最高の出来栄えを更新していくのでしょう。それでもこの日感じた衝撃と最高は色褪せることは無いです。素晴らしかったです、トロちゃん

 

 【TRUE COLORS】、未だに4thイベントシナリオを回収出来ていないのですが、サイゲフラスタで見てる時から涙腺にジワジワと……ライブでは思わず耐え切れずに。優しい音色と歌詞、選出メンバーの笑顔がね、心に刺さるんでしょうね。CD出たら歌詞カードとにらめっこしたいところです。

 

 【おねシン】前のキャスト挨拶で、らりちゃんの「柚が時々わからなくなるけど100以上の柚でいられるように頑張ってます。」「【TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!】にて柚初センター!」的な発言に込められた感情を考えると彼女たちには頭が下がる思いでした。

 いつだってイベントやステージで見るらりちゃんは「唯の柚だなぁ」って感想になるくらいの振舞なのに。そう思われるまでにどれほど苦心や努力があったのか、言葉で表す以上のモノがあったでしょう。

 初センター発言もシンデレラガールズの抱える致命的な欠陥そのものを叩き付けられたようで……。ソロ2曲目がある子、1曲目止まりな子、ユニット曲だけ、ライブ出演率極低、CV未実装etc……アイマスコンテンツ内屈指の不条理さを誇っていると思います。Pたちが担当の輝く姿を見たいのと同時に、キャストの方々も演じる子たちを活躍させたいのでしょう。不条理の渦中ながらアイドルたちと一緒にいてくれて、活躍を喜んでくれるって、実はとんでもなく大変なことなんじゃないかなと今更ながらに考えてしまいました。どれほどの感謝しても足りないでしょう。

 

 少しばかりしんみりと書いてしまいましたが、それ以外にもGossip Clubが最高にハイになれるとか、TOKIMEKIコールが出来たのがうれしかったとか、るるかわだったとか、記憶の摩耗ぶりに反して掘れば掘るほど楽しんだ感想は溢れてくると思います。とても楽しいライブでした。色々あっても、ライブで感じる熱量にシンデレラガールズがやっぱり好きなんだなと思い出せる2日間でした。携わった皆様お疲れ様でした。